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第10話「ドーピングと談合が双子だと知っていましたか?」 – 日向消費者問題フォーラム

第10話「ドーピングと談合が双子だと知っていましたか?」

第10話「ドーピングと談合が双子だと知っていましたか?」

ドーピングと談合、この一見無関係に思える不正は、実は双子でした。
「またふざけて!」そんな声が聞こえてきそうですが、全然ふざけていません。
ふざけているどころか、大真面目です。
大真面目です。説明を聞いてください。
説明は、抽象的にならないよう、ドーピングはロシアを、談合は日向市を具体例として採り上げました。

1.直接の関係者
ロシアは、競技者とスポーツ省、日向市は業者と発注担当部署(主に建設部)になります。
「ドーピングの深い闇」(朝日新聞)によると、モスクワの検査機関は2011年から15年8月にかけて、577件のロシア選手の陽性結果を把握していた。陽性結果はその都度、検査機関からスポーツ省に報告され、上層部の指示で、312件は救済対象として「陰性」にされた。」とのこと。
一方日向市では、2014年2月から16年9月にかけての建築工事11件全てについて談合が疑われていますが、市当局が、これについて陽性かどうかの調査をしようとしない。ロシア同様、上層部の指示によるものなのか、どうなのか、”沈黙”が守られています。

2.利益者
ロシア(ドーピング)は、ドーピング競技者と国家、日向市(談合)は談合業者と関係者(この場合関係者とは、談合業者が潤うことによって、直接間接にメリットを享受できる方ということになります。)

3.動機
ロシア(ドーピング)は、メダル・名声・富・国威、日向市(談合)は、実績・地位・金。

4.実行形態
ロシア(ドーピング)は、禁止薬物の不正入手と使用・検査の粉飾・隠蔽工作、日向市(談合)は、入札の粉飾・隠蔽工作。

5.回数、期間
ロシア(ドーピング)は、繰り返し多数回・長期間、日向市(談合)も、繰り返し多数回・長期間。

6.常習性、罪悪感
ロシア(ドーピング)は、常習性があって罪悪感薄い、日向市(談合)も、常習性があって罪悪感薄い。

7.罪、処分
ロシア(ドーピング)は、出場停止・出場資格剥奪・収入源を失う、日向市(談合)は、懲役・罰金・入札資格剥奪・収入源を失う。

8.被害者
ロシア(ドーピング)は、フェアな競技者・世界中の視聴者、日向市(談合)は、フェアな業者・日向市民。

9.本質
ロシア(ドーピング)は、利己主義・反社会性(世界の人々を欺き、社会全体に損害を与える)、日向市(談合)も、利己主義・反社会性(日向市民を欺き、日向市全体に損害を与える)。

10.世間の評価
ロシア(ドーピング)は、「やっぱりか。スポーツを汚さないで欲しい。」、日向市(談合)も、「やっぱりか。職業モラルを汚さないで欲しい。」

こうやって並べてみて、余りに共通点が多いことに自分でも驚きました。
そして、当事者達と私達の間には、見えないほどに渡るには余りに深い底で、対岸に橋をかけることも叶わないはるか向こうに隔てる谷が、厳かに佇んでいるようです。
当事者達の都合や心理を、その姿を外から観ている私達には、理解し共感することは、永遠にできません。
私達は、薬物に汚染されたアスリートを認め、そのパフォーマンスに喝采を送る気持ちにはなれません。
同様に、談合企業を、その関係者を、社会の一員として認め、笑って許す気持ちにはなれません。

当事者達は、いつしか麻痺し、薬物の力と自分の本来の実力の境が分からなくなり、目的を達成し、笑顔で表彰台に上がることに罪悪感がなくなっています。
ロシアでは、コーチも、スポーツ省も、罪悪感がなくなっていました。
果たしてこれは、ロシアだけが特別だからでしょうか?

日向市は、私の談合疑惑調査申入に対して、沈黙を守り続けています。
何故、沈黙を守り続けなければならないのでしょうか?
談合が明らかになると、談合企業以外にも、困る人でもいるのでしょうか?
宮日新聞記事「癒着構造」は、どこの話でしょうか?

勘違いされているかもしれませんが、私は、未来に向って新しい時代を築くために、不正を正す必要があると思っています。
不正を正すこと自体が目的なのではありません。
薬物に汚染されたアスリートを競技に参加させるなら、もはや競技の意味はありません。
ばれないように薬物を使用して勝つ競技になります。
そこには、スポーツを愛する純粋な心も、探究心も、フェアプレイの精神も、正義も、夢も、明日への希望もありません。
腐った土台の上に、いくら先進技術や高価な材料を使用しても、よい建築はできません。
談合企業に、新市庁舎を建設する資格などありません。
そんな薄汚れた新市庁舎を喜ぶ市民など一人もいません。
だから、まず先に、不正を正す必要があるのです。
そうしない限り、どんなに立派な市庁舎を造っても、賞をとるような評判の駅舎があっても、斬新な企画があっても、未来を築くことはできないでしょう。

不正を正すことができるのかできないのか?
それは、日向市が、不正を見て見ぬ振りする町か、そうでないのか、という心の内側を示すものです。

2 thoughts on “第10話「ドーピングと談合が双子だと知っていましたか?」

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