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第1話「市民感覚がないことに気付いていない市職員」 – 日向消費者問題フォーラム

第1話「市民感覚がないことに気付いていない市職員」

第1話「市民感覚がないことに気付いていない市職員」

私は、過去何度か、市、県、国に「陳情」したことがあります。
さてひとつ質問をさせてください。
この中で、最も私の主張を理解しなかったところは、何処だと思いますか?
答えは、「市」です。

もう既に、4年も前のことになりますが、私は、ある基本的な市民サービスの価値を日向市職員に認めさせるのに、計7回の説得と10ヶ月間を費やしました。
恐らく、一定レベル以上の民間企業であれば、2回、約30分ですんだ程度の話です。
私は、この時、“主査”、“主事”、”係長”、”課長”という立場の職員4名に、話をしましたが、最初の3名は、とても私の話が理解できるレベルとは思えませんでしたので、説得対象を課長に絞りました。
それでも、計7回、10ヶ月間を費やしたのです。
では、内容をご紹介します。

お倉が浜運動公園の最も北にテニスコートがあります。以前は、北側の入口を入ってすぐ左でしたが、北側の入口が閉鎖されてからは、北の行き止まりに位置しています。
隣の野球場との間に十台程度収容できる駐車場がありますが、大会がある時などは特に、最寄りの駐車スペースが足りないので、平成25年秋以降、閉鎖された北側の入口の前の路上を、駐車スペースとして使えるようになりました。
それまでは、この路上は駐車禁止でした。なぜなら“道路”だからです。入口が常時閉鎖されているので、実態としては“道路”ではないのですが、“道路”時代の駐車禁止というルールだけは残っていたのです

さて、私の息子が富島中のテニス部時代の話です。大会当日は、市内の4校のテニスチームと保護者が一斉に集まり、2日間に渡って熱戦を繰り広げ、時を忘れて盛り上がります。
その日は、設営道具やクーラーボックス、弁当など、多くの荷物を持ち込みますので、最寄りの場所に駐車する必要があり、私も含めて皆、駐車禁止の路上に駐車しました。

1回目は、平成24年秋の中体連でした。盛り上がった試合の途中で、管理事務所から大会本部に職員がやってきて、路上に駐車した車をサンドーム前の駐車場に移動するように指示がありました。
大会本部は、仕方なく会場でその旨アナウンスをしました。該当する方々は皆困惑し、不満を口にしながら、車を移動し始めました。
その様子を見た私は、すぐ皆を代表して管理事務所に行き、路上駐車を許可するように頼みました。

管理事務所にいた職員は、市の委託を受けたシルバー人材センターの方でした。残念なことに私の頼みは受け入れられず、「道路だから駐車禁止だ。」の一点張りでした。私が「市民のための施設なのに、市民を困らせるだけのルールは変えるべきではないか。」と迫ると、「自分達はルール通り運営するだけで、裁量の権限はない。」と、開き直る始末でした。
仕方なく私は、上司であるシルバー人材センターの管理職にその場で電話をかけてもらい、直接事情を話して駐車の許可を取り、テニス関係者にその報告をしました。

それから約4ヵ月後、再度大会がありました。多少の気がかりはありましたが、一度電話で事情を説明していたので、流石に、同じことが繰り返されるとは思いませんでした。
しかし、朝行くと、驚くことに、何と、テニスコートに行く道は、テニスコートに到達するかなり前の、管理事務所を過ぎた辺りで、大きな衝立で封鎖されていました。
明らかに嫌がらせです。

一瞬言葉を失いましたが、私はすぐに封鎖している衝立を撤去し、管理事務所に飛んで行きました。
管理事務所の言い分は、「今、韓国の野球チームがキャンプに来ており、ネットを越えて野球ボールが飛んできたら危険だから封鎖した。」というものでした。

どちらにしても、人は通行しなければテニスコートまで行けませんので、車だけ通行を禁止するのはナンセンスです。第一車の通行を禁止したら、設営道具や弁当などの大量の荷物を人力で運ばなければならず、それに要する労力と時間は、数倍になります。
結局この時も、私が皆を代表して交渉し、通行と駐車を許可してもらいました。

「このままだと同じことが繰り返される。」と思った私は、管理責任者が誰かを確認すると、市の教育委員会文化スポーツ課だと分かりました。

さて、息子の最後の大会が近付いてきました。私は、過去2回と同じことがないように、その数日前、文化スポーツ課の課長に、電話で直接頼むことにしました。
事情を話し、「過去2回と同じことが絶対にないように、あなたから、しっかり指示を出してください。」を頼むと、課長は「ルール上駐車はできません。」と答えました。

「事情を話せばすぐに了解されるだろう。」と考えていた私は、驚きました。現状を知れば、利用する市民の利便性を向上するために、ルールを変更すべきであることは自明の理であり、判断に迷うようなことではありません。

私は、引き続き課長に対して電話での説明と説得を数10分間費やし、改めて許可をお願いしました。すると、直後に課長から出た言葉は「話しておきます。」でした。その答えに驚いた私は、「あなたが責任者として、通行と駐車を許可すると、明確な指示を出してください。」と改めて言うと、やっと「分かりました。」という返事をしました。

いよいよ最後の大会、まさかとは思いましたが、管理事務所から、路上駐車禁止だから移動するように言いにきました。私は、すぐに、駐車の許可を取っていることを話し、皆に、移動の必要がないことを伝えました。
私は呆れ果て、この問題の解決のために、時間をつくって市役所まで話しに行くことにしました。

私が文化スポーツ課を訪れた時は、あいにく、課長も課長補佐も不在でした。対応したのは、“主査”と“主事”でした。課長と直接話せないのは残念でしたが、“主査”と“主事”二人に話す訳ですから、当然ちゃんとした対応をしてもらえると思いました。

私は、話し始めて数分後、二人の様子がおかしいことに気付きました。何ひとつ反応がなかったからです。つまり、相槌も質問も説明も何もなく、ただ、押し黙って私の話を聞いていたのです。私は「現場の状況を確認したことがありますか?」と尋ねると、二人とも黙って首を横に振りました。

“主査”と“主事”だからちゃんとした対応をしてもらえると思った私が間違いで、二人は、ひたすら面倒臭そうに私の前に座っていたのみでした。
これ以上話しても無駄だと思い、「明日朝、課長に電話をするように伝えて欲しい。」と言って帰りました。

次の朝、文化スポーツ課の課長補佐から電話がありました。
開口一番「あそこは路上だから、駐車禁止です。」私は、感情を抑え、「あなたは、現場に行って確認したことがありますか?」と尋ねると「いいえ」と答えました。「このことは、課長も了解しているのですか?」と尋ねると「はい」と答えました。

私は、知り合いの市会議員に連絡を取り、「課長と話がしたいので、同席して欲しい。」と頼みました。
数日後、私は市会議員同席の下、課長と面談しました。課長は、開口一番「あそこは路上だから、駐車禁止です。」と言いました。

もう皆さんもお分かりでしょう。この人達は、現場も知らずして、施設を利用する市民が迷惑を被っているという、重要で決定的な事実を考慮せず、現状にそぐわないルールを持ち出して、駐車を許可しようとしなかったのです。
すなわち、自分が“市民のために仕事をしなければいけない”という、使命を忘れ去っているのです。

この時、私は、約1時間かけて課長を説得しました。課長はようやく悟ったのか、話し始めて約1時間後「できるだけ早目に対応します。」と答えました。
10日ほどして課長名で文書が届きました。テニスコート脇の封鎖した入口の前を、駐車スペースとして使用できるように、黄色のラインを引いたことが、写真付で説明していました。
その時私に届けられた報告書をご紹介します。
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こうして、事の発端から約10ヶ月、7回の交渉を費やして、ようやく駐車が認められました。
市民を第一に考えれば、初めから答えは明らかであり、疑問の余地はない問題でした。
この問題の解決に、7回もの交渉を要したことは、市職員が本来の使命を忘れ、そのことによって、市民が多大な迷惑を被っていることの証左ではないでしょうか?

この出来事は、市職員が、どのような価値観で仕事をしているかをまざまざと見せつけられた、とても残念な経験となりました。
そして、同時に、市職員に、市民と同じ常識を理解させることがとんでもなく難業であることを思い知らされ、正直なところ、二度と同じ経験をしたくない、実に不愉快な記憶として残りました。

しかしながら、残念なことに、実は、これは序の口に過ぎません。
幸か不幸か、私は、これまでに、日向市に対して、この問題を含めて3~4回の陳情経験がありますが、それらの経験に共通するのは、対応した市職員のほとんどが、「市民感覚がない」「市民の感じるところ、正直な気持ちがわかっていない」、かつ、その「わかっていないことに気付いていない」という点です。
さらに、教えてあげても、謙虚さに欠けるので、あくまでこれまでのやり方や考えを主張して、なかなか非を認めようとせず、説明したように、民間企業なら、2回30分で済むことが、7回10ヶ月かかるという、恐ろしく非効率なことになってしまいます。
因みに、この恐ろしく非効率な仕事をしている人達の給料は、非効率な仕事が許されない日向市の民間企業に勤める人達の給料の2倍以上はあると思います。
もちろん、日向市職員全員ではありませんが、これが現実です。
したがって、日向市民は、これを理解した上で日向市職員と接しないと、たちまち失望するか、切れるか、諦めるかしかないのです。

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