転換契約被害の数々

転換契約を内容変更だと説明して誘導

女性(朝日生命

終身保険の一部を介護保障と医療保障に転換されました。「解約するつもりはない。」とお断りしていましたが、再三見直しを迫られ、募集者の説明を信じて、無くならないのであれば、内容変更であればと思い、サインしました。募集者には、説明ごとに「なくなりませんよね?解約されませんよね?」と、確認をとっていました。又「申込書にサインをいただかないと審査ができない」「たぶん大丈夫だと思うが、成立するか分からない、皆、その場でサインします。」と言われ、サインしてしまいました。後日、証券を見ておかしいと思い、成立日から8日以内にクーリングオフを申し出たところ、申込日から8日以内の為、元に戻せないとの答えでした。保険協会に相談したところ、約1年して、裁定審査会より和解案が届きました。「解約されていませんと言う担当者の説明に間違いはない。元に戻せない。申立人の心情を考え金1万円を申立人に支払う。」というものでした。

お分かりだと思いますが、赤い部分はウソです。

生保レディの手書き文書を信じた悲劇

神奈川県60代男性(日本生命

勧誘時に解約返戻金に関して、保険業法300条違反の手書き文書を交付され、さらに初回保険料の無断立替払いによる契約成立をさせられました。そして、募集者の手書き文書に書かれていた解約返戻金の金額は、実際の金額とは全く異なり、手書き文書では契約から15年で約1800万円と書かれていたのに、実際は100万円でした。全ての相手方発行の文書を証拠提出したにも拘らず、裁判所は、全く聞く耳を持たず、敗訴しました。

 

作られた面談記録

埼玉県40代男性(第一生命

転換詐欺にあいました。解約返戻金の説明もなく、同じ保険料だと保障が極端に悪くなりました。エスコート21から私の華道という保険です。生命保険協会の裁定審査会に申し出ましたが、相手は告知書の書類をわざと出さず、当方主張は認められませんでした。面談士にも会っていないのに、会っていると主張してきました。

 

「これは虐待だ。」

石川県40代女性(日本生命

5.75%の1400万円の終身保険を、10万円の医療保険にさせられました。「転換を元に戻して欲しい。」とお願いしたら、営業部長が家に来て、「本社から無理と言われました。」翌日本社に電話すると、お客様係りから、「いやなら解約すれば。訴えたいなら訴えればいい。これは虐待だ。」と言われました。

 

8年間騙されていた話

兵庫県40代女性(明治安田生命

新しい担当者が来て、「15日過ぎると更新で保険料が7000円ほど上がるから。」と言われ、保障見直し。その際「解約返戻金は全くないか、あってもごくわずか。」と説明され、8年前にした転換で、ほぼ全額掛捨ての不利な契約内容にされていたことが分かりました。会社に問合せしたら、「担当者が辞めているので分かりません。」生命保険協会に話したら、「継続していたんなら、8年前に納得して転換したんでしょ。」

 

22年後の後の祭り

神奈川県40代男性(住友生命

老後の蓄えにと積み立てていたつもりの約600万円を騙し取られました。契約当時、同じ住友グループである日本電気に勤務していたので、同じグループの会社ということで信用してしまいました。しかし、これが大きな間違いである事に気付くまで、22年ほどかかってしまいました。

最初に加入してから5、6年後「いい保険があるんですよ。」と外交員が勧誘してきました。掛け捨ては嫌だと言うと、「いつでも止められるから」と言うので契約をしましたが、ここからは全てウソでした。後で考えるととてもおかしなことなのですが、署名した申込書の控えをもらっていません。そして、保険証券だけが後送されて来ただけです。その証券には私の直筆の署名はなく、実印をコピーしたものが印刷されていました。これでは偽造のし放題です。

その後もう一度転換をして、騙されていたことに気付いた時は後の祭りです。その後もウソにウソを重ねる説明で、誠意のかけらもありません。最後は、中身のないペラの書類を1枚送りつけられ、「説明はした」の一点張りでした。その後解約しましたが、騙されていることに気付いた時点で解約すべきだったと後悔しています。

 

このように、転換契約被害の内容は、相当に深刻な状況がある。と言うより、実質的に詐欺である。しかも、この詐欺は絶対捕まらないから、生命保険会社のやりたい放題である。

尚、度々メールに登場する生命保険協会の裁定審査会という仲裁機関は、業界の共同運営であり、契約者の相談を受付たり契約者と保険会社の仲裁をしている。しかし、最初の千葉県50代女性(日本生命)のように、相談者を8人で取り囲んで脅し同然の行為をしたり、「裁定審査会のことは、非公開で、内容、書類等、当事者以外へ開示、公開しない。」という主旨の同意書にサインさせたり、女性(朝日生命)のように、「解約されていませんと言う担当者の説明に間違いはない。」という虚偽の説明(転換契約は必ず、前契約の解約を伴う)をしたり、完全に、契約者ではなく、保険会社を守るために存在している。

転換契約で裁判をしても契約者は負ける。契約者が守られないシステムと体制は磐石だ。生命保険会社にとっての天国、契約者にとっての地獄、それが転換契約だ。

4 thoughts on “転換契約被害の数々

  1. 富田裕子

    私は朝日生命のセールスレディーに騙されました!
    他社で見積もりをとって契約寸前だったのに何だかんだと上手いことを言って横取りした挙げ句、掛金の安い都民共済より粗悪な内容を提供されました。結局、2回も入院したのに給付金は支給されず、何年も支払った掛金はパー。入院して早々に給付金請求書を送るように連絡したら何も言わずに病院に郵送してきた。早い段階で不支給と判れば1日も早く退院したのに何の連絡も無いから丸々30日入院。本人は不担保でも【診断書を出して本社の判断をあおぐ】と本気で思っていたらしく誤った対応したという自覚が全くない。退院してから診断書を取り寄せて給付金請求をした。約1か月後に不支給と知る。担当者は誤った対応をした意識はなく、上辺だけの謝罪と自己保身、開き直りの言い訳でした。本社に伝えて改めて本人の誤りを確認する。それでも過ちを認めないので【対応が誤っていたこと】を所長より説明してもらうと渋々、謝罪してきたが本心では否を認めていない様子。今でも心から反省してないと思います。最後は手書きの謝罪文を書いてもらい、こちらが泣き寝入りをする形で解約しました。契約途中、郵送での解約を申し出ると【郵送では解約できない】と嘘をつかれ、解約を引き延ばす話をされた。長年、勤務していると自慢気に話していましたが接客態度も馴れ馴れしく、セールスレディーにも勧誘された。私は、この担当者と関わったことを今でも悔い、不適切な対応、嫌な思いをしたことを忘れずにいます。今まで関わったセールスレディーで1番最低の人でした。

    1. akim Post author

      富田様、投稿ありがとうございます。私は、10年以上前に転換契約問題に取り組み、金融庁、生命保険協会、裁定審査会、裁判とすべての手段を試しましたが、すべて駄目で、それなら消費者運動をするしかないと結論しました。しかし、消費者運動をするには、最低でも数百名の被害者が揃わないと無理でした。そして、このような被害が放置されるのは、政治が間違っているからです。ご存知のように、この30年余り、日本の政治は出鱈目、悪の一途です。国民が一致団結して、政治を変える以外解決の方法はありません。それから、ブログの方は、Safeleadで継続していますので、よかったら覗いてください。

  2. ミミイ

    被害者は数百人、いや、全国にそれ以上いるでしょう。集めましょうよ!
    泣き寝入りしかない今の制度がおかしいんです。うちの親は6回も転換させられました。

    1. akim Post author

      投稿ありがとうございます。このブログは休止していて投稿に気づかず申し訳ありませんでした。6回の転換は、よくあるパターンです。私は、10年以上前に転換契約問題に取り組み、金融庁、生命保険協会、裁定審査会、裁判とすべての手段を試しましたが、すべて駄目で、それなら消費者運動をするしかないと結論しました。しかし、消費者運動をするには、最低でも数百名の被害者が揃わないと無理でした。そして、このような被害が放置されるのは、政治が間違っているからです。ご存知のように、この30年余り、日本の政治は出鱈目、悪の一途です。国民が一致団結して、政治を変える以外解決の方法はありません。それから、ブログの方は、Safeleadで継続していますので、よかったら覗いてください。

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